アメリカ横断2人旅

結婚記念にNY→LAをレンタカーで横断した2人の旅日記

DAY2 大陸横断開始。NJ→DCへ

 

不安だらけの出発

4月4日、7時起床。曇り。

いよいよアメリカ横断の始まり。やや緊張しながらホテルを出る。レンタカー店まで歩いて5分ほど。不安を抱えつつカウンターで手続き。

前述の通り、予約していたのに「フルサイズの車はない」と女性店員に言われる。さらに、「ガソリンが満タンじゃないから少し値引きしておく」と早口で告げられる。うーん、これがアメリカンスタイルなのかと自分に言い聞かせ、キーを受け取る。

彼女を不安にさせまいと平然を装ってエンジンをかけるがやっぱり心配。ウィンカーとワイパーの位置を確認して駐車場を出ようとしたら、お決まりの車線間違えで係員のおじさんに注意される。

彼女に朝食のサンドイッチを買いに行ってもらっている間、1人で車のことをいろいろ調べる。彼女の不安を少しでもやわらげようと、用意してきたiPodやらBluetoothスマホの音楽もセット完了。

さぁ、出発だ!!

 

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とその前に、まずは市街地をグルグルと慣らし運転することに。道路に出たときの不安は、初めて免許を取ったときのあの緊張感に似ています。

ハンドルを握りながら、「左折レーンってここであってる?」とついつい確認してしまう。

「赤信号だけど右折していいんだよね?」と話しかけずにいられない。しかも、後続車が気になってしょうがない。本当にこんなことでLAまで行けるのだろうか・・・自信がなくなる。

ナビの指示もよく理解できぬまま、なんとか州間高速道路のインターステート78号線(I-78)に合流し、さらにI-95へ。楽しいドライブの始まりのはずなのに、どうも口数が少ない2人。

こちらの緊張が伝わっているのか、助手席の彼女の表情がこわばっているように見える。これが快晴の青空なら不安も解消されるのだろうに、こんなときに限ってどんより曇り空。しかも雨まで降り出す始末。心細さはマックス。

それでも高速を少しずつ走るうちに、なんとなく余裕が出てきた。マンハッタン方向、遠く海側に昨日と同様、お尻を向けた自由の女神が見える。最後までお顔を拝見することができなかった。さよならNY。

 

 

不安だらけの初給油

 

本日は、ワシントンDCに立ち寄ってプチ観光をした後、ひたすら南部を目指す旅程。明日のお昼までには彼女の姉夫婦の住むアトランタに着いておきたいので、今夜中に1マイルでも近づいておこうという作戦だ。

ときどき現れる料金所で小銭を払いながら、高速道路をひた走る。いつしか雨も止み、ようやく落ち着きを取り戻す。

緊張していたせいだろう、車のトリップメーターをリセットするのを忘れていた。20マイルほど走ったところで、ゼロに戻す。改めて旅の仕切り直しだ!

ガソリンはほとんど減っていないが、この先何度となく行うであろう「英語による給油」という不安材料を早めに払拭しておくべく、サービスエリアに立ち寄ってみる。

うわさに聞いていた通り、日本のクレジットカードが給油機で認識されない。しょうがないので店内のレジへ。

レジに並びつつ、給油時の英会話をアタマの中で反復。おばちゃん店員に「I would like to fill it up on pump 3」と告げる。我ながら完璧ではないか。

ところが、おばちゃんは「How much? How much?」と譲らない。そもそもどのぐらいで満タンになるかすらわからない・・・。

仕方がないので「20ドル!」と言って支払いを済ませて車へ。ガソリンを入れようとすると、油種は3種類。違いがわからないので、真ん中のグレードを選ぶ。この選択は旅の終わりまで続けた。

初めての給油。要領は日本のセルフスタンドと同じ。あっという間に満タンになったのだが、給油機の表示では5ドル分しか入っていない。

 

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勇ましく「20ドル、プリーズ!」と言って出てきたのに、15ドルもお釣りをもらいに行くとは・・・恥ずかしい思いをしつつも、再び店内のレジへ。

「Change, please」と照れながらレシートを渡すと、何事もなかったかのような顔で15ドルのお釣りをもらった。とりあえず初給油は成功? 売店でプレッツェルを買い、ドライブを続行する。

 

 

ワシントンDC

 

快調にドライブを続け、フィラデルフィアボルチモアを経て4時間弱でDCに到着。映画「フォレスト・ガンプ」にも登場した「リンカーン記念堂」に行こうとナビをセットしておいたはずが、着いたのはこぎれいな家が立ち並ぶ住宅街の小さな公園。

「うーむ、何かがおかしい」と考えてみるが、どう見ても政府機関が集中するアメリカ首都の中心部とは思えない。

理由は、ナビをセットしたとき、目的地が「リンカーン公園」になっていたからだった。恐らく、リンカーン公園を訪れる日本人は年に数人もいないだろう。

気を取り直して、数マイル先のリンカーン記念堂へ向けて車を再び走らせ、ようやくDC中心部へ。

困ったことに駐車場がなかなか見つからない。連邦議事堂の路肩に「2hours」という標識を見つけ、「たぶん日本の路上パーキングと同じ使い方でしょ」と勝手な解釈をして1時間分2ドルを払って駐車した。

NYは酷寒だったが、DCは半袖でも平気。のんびり歩いてリンカーン像ともご対面。遠くにホワイトハウスを眺め、ソフトクリームを食べて車へと戻る。車はレッカーされずに無事に我々を待っていてくれた。

 

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運転交代

 

DCのダウンタウンでパンやコーヒーを買って少しうろつき、ドライブ再開。彼女に運転を交代する。

緊張の顔つきでハンドルを握る彼女。さっきの俺もこうだったんだろうなと思うと感慨深い。しばらく練習のために街なかを走ってから、高速に合流した。

 

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時刻はすでに15時すぎ。宿泊地に想定していたノースカロライナ州シャーロットまでは400マイル(=約640キロ)もある。初日から深夜ドライブが避けられない状況になってきた。

ひたすら急ぐことにするが、「先に夜ごはんを買っておいた方がいい」と、途中でヘンダーソンという小さな街で高速を下り、ショッピングモールへ。

アメリカのモールはとにかくデカい。だけど、食材を売るスーパーはなく、トイレに行って飲み物を買っただけで終了。

 

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だんだんと日暮れも迫る。宿もまだ決まっておらず、心細さが募る。シャーロットまで行くのはやっぱり無理と判断し、手前のグリーンズボロという小さな街で宿を探すことに決定。車中でネット検索し、今宵の宿を予約する。

 

 

決死の夜間ドライブ

 

ナビによる予定到着時刻は22時過ぎ。真っ暗な片側一車線の山道、いつしか小雨も降り始める。対向車のライトも眩しく、ハードなドライブが続く。

ここに来て時差ボケのためか、眠気が一気に襲ってくる。ガムをかみ、大声で歌いながら何とか自分を鼓舞する。

 

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助手席で眠っていた彼女も異常事態に目を覚まし、俺のテンションに驚いている様子。それでも何とか宿に到着。すでに時刻は23時。

慣れない土地での夜間走行、さらに遅い時間に宿に着くことは何かと心配も多い。それでもフロントの女性が笑顔で対応してくれ、気持ちも少しやわらぐ。

この日の宿は「Quality Inn」、初のモーテル泊。部屋では旅日記をつけたり、写真を整理したりしていたが、猛烈な眠気。気がつけば2人とも眠りに落ちてしまっていた。(なお)

 

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この日の走行距離=570マイル

総走行距離=570マイル

 

 

 

★私から一言★

ワシントン記念塔をのぞむリンカーン・メモリアルの広場は、「フォレスト・ガンプ」でフォレストが幼馴染のジェニーと再会する場所。2人が池で抱き合う名シーンを思い出していると、観光客らしきアメリカ人が「フォ~レェ~スト!」と叫んでいた。みんな考えることは同じだね。

 

時差ボケは2日目がキツイ。夜のドライブ途中で寄ったショッピングモールは、実は私があまりの眠気に「もうこれは一回停まらないとやばい!」と思わず降りたEXITの近くにあったもの。その後、運転を変わった彼も、「あーーーーー!」と叫びながらハンドルを握っていたし・・・いや、ほんと、夜間運転は少なめにした方がいいですよ。(のん)

 

DAY3に続く。

DAY3 南部でのんびりと - アメリカ横断2人旅